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かがみあきらの追悼文 「ねこまたぎ」1984年10月号


かがみあきらの追悼文 「ねこまたぎ」1984年10月号漫画ブリッコの世界

かがみあきら先生は 私や うさぎ先生や

よりう先生や その他 多くの 描き手たちの

憧れ.であった方でした.

かがみ先生が いつも 先頭を きって 走って

くださったから 私たちは 安心して

自分の 思うことを やってこれたわけです.

かがみ先生.  大好きでした.

いえ. 今でも 大好きです.

明日. うさぎ先生といっしょに.

かがみ あきら先生の 告別式に 出席します.

皆さんの 分も 祈ってきます.

かがみ先生の してきたこと. したかったこと

私たち 皆で うけつぎます.

描きつづけます….ずっと.

だから….安心して 眠ってください.
          由美.
ねこまたぎに勝手におじゃまします。寄生虫です。

あんまり急で何が何やら よくわからないというのが

本音ではあるのですが…

かがみ先生は、いや、かがみさんは、ブリッコに僕を

紹介してくれた人で、食えなくて困ってる時仕事を

くれた人で、東京で最も親しい人で、プロの仕事を

一から教えてくれた人です。

今はただ、電報を受けとると同時にやった

駅までの全力疾走とその夜無茶飲みした

ビールのおかげで、ガタのきた体の痛みだけが

現実で、そしてあの高田馬場のマンションが

空っぽだという事だけが現実であるわけで…。

ただし、かがみあきらの所で働いていた僕等アシ

スト達と、いっしょにがんばっていた作家、編集者諸氏

が頑張り続ける限り、あの人が生き続けている

事もまた現実だという事です…。

               寄生 虫

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