雑誌「さーじゅ(sage)」は1980年代に三共社という会社から刊行されていた新刊書籍・雑誌のカタログ的な雑誌です。誌面の大半は完全に新刊データファイルなのですが、前半部分には出版界を巡るニュースや気鋭の作家へのインタビュー、その他コラムがいくつかならんでいます。
そのいくつかあるコラムのうちのひとつを中森明夫氏が担当していて、独特の軽妙な語り口で当時のサブカルチャー周辺の事象を切り取っているのですが、特に1983年後半は「漫画ブリッコ」誌面では「おたくの研究」を掲載、問題化している時期で、その顛末についても言及されています。
ここでは、1983年の7月から12月までのコラムを転載いたします。この他の号についても入手が出来ましたら掲載していきたいと思います。