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かがみあきらの追悼文 1984年10月号 編集後記


かがみあきらの追悼文 1984年10月号 編集後記漫画ブリッコの世界

編集後記

○あぽことかがみ・あきら先生が亡

くなった。遺品の住所録をたよりに

仕事や友人関係には連絡したが、彼

のガールフレンド(?)にはどうしても

連絡がつかなかった。ぼくたちは彼

女の存在は知っていたけれと、五反

田に住む戸川純に似た気の強い女の

子…としか知らなかったのだ。住所

どころか本名さえもしらない。この

本が出るまでに人づてにでもそのし

らせが届けばよいが。もし、この文

章を読んでいたら連絡下さい。待っ

ています。    (オーツカ某)

○良い夏もあれば、悪い夏もある。

様々な夏である。その、悪夢のよう

に暑いある日、不慮の事故によりあ

ぽ先生が急逝された…。ご両親はも

とより大塚某をはじめ関係者一同、

のみならず全国のブリッコ愛読者諸

氏にとって言葉にできぬほどの衝撃

である…。この場を借りて心よりご

冥福をお祈りする次第です—–そ

れより先、7月28日、ブリッコ夏の

宴を騒々しくやったのですが、その

席であぽ先生に会えなかったのが今

となれば残念。天才は夭折するとい

われてますが、あぽ先生の分まで皆

さんガンパリましょう、ね。(東)

○編集後記の西秋ぐりんです。ぐり

んさんの集稿係になったばかりに、

私の編集後記は、ぐりんさんと同じ

で、いつもビリッケ。ぐりんさん、

次号からは、絶対に早く入稿するよ

うに頑張りましょうね。それから、

この度、あまりにも突然のことで、

なんと言ったらいいのか……。「み

んな、あんまり暗くならないで」と、

東尾さんも言ってます。みんなで、

元気しましょう!!    (Y子)

○まず、急逝されたあぽ先生の御冥

福を、心からお祈りいたします—

  先日、先輩の編集者に”あんたは

ヒャクショウ編集者だ”と言われま

した。もともと豪農の娘なので、シ

ョックではなかったのですがとりあ

えず驚きました。ヒャクショウ編集

者という意味についてゆっくり考え

ながら、この本が出る頃には、田舎

で大滝詠一でも聞きながら、イモ堀

りでもしようかと思います。 (O子)

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