スタジオ・アオークの自主制作作品は、もちろん「ブリッコ」以外にも数々の雑誌に取り上げられました。また彼らの活動は「漫画ブリッコ」の休刊後も同人誌「XSEED」を拠点にして継続していったのです。
・ COMIC BOX Jr. Vol.6 「あさりよしとおインタビュー」
-本文(一部抜粋)-
ダイコンIIIOPアニメ以来、なにをやるにもOPアニメを作るのが恒例になってしまって、
OPアニメが乱立してますでしょ(笑)、で何か変わったものをやってやる、って気はあるんですが(笑)。
ただ今の時点ではどうなるのかなんてわかりませんね、なにせ素人アニメですからねえ。
実は僕、高校時代にアニメの同好会に入ってましてね。年一回10数分のペーパーアニメを作ったんですよ。
キャラと動きは悪かったけれど、ぶっ飛んでいるストーリーが結構うけたんですよ。
兎も角、特撮大会OPアニメもうけるものが出来ればうれしいですね。
編集注:ダイコンIIIOPアニメとは1981年に行われた第20回SF大会で上映された自主制作アニメーションの事です。
・ COMIC BOX Jr. Vol.10 「ウル祭IIIレポート」
(1984年10月:ふゅーじょん・ぷろだくと:B5判:P12-P16)
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-本文(一部抜粋)-
街を背に最後の防衛線を敷く、美少女自衛隊(森野キャラがかわいい)。
怪しげにそして重々しく響く足音、高圧線越しに現れたその姿ははたして・・・、
美少女怪獣(こちらはあさりキャラ、最高です)の大進撃であった。
自衛隊と怪獣の壮絶な戦いが続く、爆発ありお色気ありの一大スペクタクル。
そしてその終幕に待しものは、大宇宙の神秘・・・。
まだ、完成していないというのが残念だったが、ともかくキャラが魅力的だった。
スタッフの皆さん、ご苦労さまでした。完成版を楽しみにしております。
・ アニメージュ(1984年11月)の付録のビデオカタログ
-本文-
今年の8月16・17日の両日、杉並公会堂で開かれたファンの有志による第3回特撮大会のオープニング・セレモニー・アニメが「AWAKE」だ。
スタッフは若きマンガ家たちが中心になっている。
作画監督は森野うさぎ、あさりよしとお、演出がI.N.U。メカデザインに来留間明、背景に栗原正史、制作にくあTERO。
現在、新作部分を製作中で、秋の終わりに販売を予定している。
・ 同人誌XSEED VOL.2
(1986年12月:スタジオ★アオーク:A5判:表紙・裏表紙・P66)
-本文-
みなさんが待ちにまっているアオークビデオコーナーです。
さて、今の状況はといいますとまた遅れているのですなこれが、まったくめんぼくない。
でもオーマンは撮影も終わって今、編集をしている所です。
これ12月5日現在なんだけどね。
かんじんのアオーク改訂版が彩色の段階で全員のるま制にしたもので
早く終わるヤツと遅く終わるヤツの差がでてしまってもーたいへん。
撮影も年末進行のためどこもいっぱい。
しょせん同人レベルをゆーせんしてくれる撮影所はありません(あたりまえですね)
で、肝心の発売はというと12月下旬でもーほとんど正月ですね。これが。
でも思ったより早いでしょ!んなこたぁないか。
いつもすまないねぇ、待たしちまってくろーかけるねぃとと・・・
まぁとアオークはそんな状態なんです。
・ 同人誌XSEED VOL.3
(1987年4月:スタジオ★アオーク:A5判:表紙・裏表紙)
-本文-
きゃぴきゃぴ女の子が飛びかうアニメーション!
数々の困難を乗り越え、通販予約者様達を3年近く待たせ!ずーずーしくも堂々完成。
3本の作品が入ったオリジナルビデオがもうすぐあなたのお手もとにとどきます。ほんとうにおまたせしました。
さて内容の3作品というと!1本目はAWAKEです。
3年前のウル祭3でオープニングアトラクションアニメとして上映された作品です。
それとこれにカット数をふやしてオリジナルバージョンと違った作品にしあがったNEW AWAKEがあります。
2作目は、なんと実写によるAWAKE感覚作品です。
悪の組織をたおすべく!正義の味方「宇宙刑事オバノン」がやってきます。こいつはぷっつんヒーローだぜ。
そして3作目は、さんざんいってるオリジナルアニメーション、オーパーツ「オーマン」です。
構想2年、制作1年、総枚数三千枚をかけ、声優だってプロだぞ!というこの作品乞うご期待!
みんなもうすぐだぞ!
・ 同人誌XSEED別冊
(1987年8月:スタジオ★アオーク:A5判:表紙・裏表紙)
・ AWAKEビデオ申込用紙
各記事を読めばわかるように、申し込みを開始してから完成は遅れに遅れ、
約3年後にテープが届くという事態になりました。(正確な発売日は不明)