2006年7月アーカイブ
伝説の「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」から現在は「遊園地再生事業団」主宰、作家・エッセイストとしても活躍中の宮沢章夫氏が、2005年に東京大学教養学部で行った講義を単行本化した
東京大学「80年代地下文化論」講義が発売になりました。
講義の内容は下記の通りですが、特に第10回・11回は「漫画ブリッコ」とも非常に密接につながった内容で、ここ「漫画ブリッコの世界」のURLも取り上げていただいています。
第1回 「かっこいい」とはなにか
第2回 ニューウェーブの時代とピテカントロプス・エレクトス
第3回 西武セゾン文化の栄光と凋落
第4回 YMOの「毒」、クリエイティヴというイデオロギー
第5回 森ビルの文化戦略と、いとうせいこうの「戦術」
第6回 「アングラ」はなぜ死語になったか
第7回 いろいろな質問に答える
第8回 由利徹、モンティ・パイソン、ラジカル・ガジベリビンバ・システム
第9回 それを好きと言ったら、変に思われるんじゃないか宮崎勤事件と「おたく」
第10回 ゼビウスと大友克洋と岡崎京子、それと「居場所がない」こと
第11回 「おたく」の研究、岡崎京子の視線、ピテカンの意味
第12回 東京の繁華街の変遷
第13回 とりあえずのまとめ80年代と現在との接続
1980年代文化、おたく、サブカルといった事象に縦横無尽に切り込んだ内容で、当時のカルチャーシーンに少しでも興味がある方は必読です。
ちなみに、発行は白夜書房。
できすぎというか、何か因縁めいたものを感じずにはいられません。
「漫画ブリッコとその周辺 その他雑誌など」を更新しました。
いくつかの雑誌を追加しましたが、なかでも「学園少女 恋愛小説の本」は大塚英志編集、白倉由美の短編漫画+小説+挿絵、その他にも岡崎京子、藤原カムイらが川崎ぶら・川西蘭・沢野ひとし、といった作家陣の短編青春小説に挿絵を提供していて、「ブリッコ」周辺ファンにとってはたまらない内容になっています。
「Comic 新現実」の最終号で大塚英志さんが宣言していた「後継雑誌」ですが、どうやらこれで間違いなさそうです。※9/19追記:これはガセでした!ごめんなさい。詳細はhttp://www.burikko.net/archives/2006/09/post_26.htmlを参照。

1979年、徳間書店より一冊の漫画雑誌が「アニメージュ」増刊として刊行された。
〈SFコミックス〉と謳ったその表紙は、石森章太郎(当時)の新作『幻魔大戦』で飾られ一挙100頁が掲載された(ちなみに小社「SFアドベンチャー」もこの年にスタートし、『真幻魔大戦』が始まっている。つまり『週刊少年マガジン』『SFマガジン』の両誌上で平井和正と石森章太郎によって共作されてきた未完の物語を、以降はそれぞれが独立して描いていこうということになったのだ)。
その雑誌こそが「リュウ」である。
誌名の由来は、やはり石森章太郎の代表作である《リュウ三部作――『リュウの道』(1969)「原始少年リュウ」(1971)「番長惑星」(1975)》にあるそうだ。
編集を担当したのは、倒産前の虫プロでそれこそ伝説中の伝説雑誌「COM」そして「虫プロコミックス」や石森章太郎『ジュン』に関わった校條満。スタッフには若き日の大塚英志がいた。そこからは、人気アニメーターだった安彦良和が『アリオン』で漫画家としてデビューしたほか、主な執筆陣として、吾妻ひでお・聖悠紀・山田ミネコ・道原かつみ・石川賢・ふくやまけいこ等がいた。
マンガとアニメをつなぐ形式のマニア誌としては先駆けであり、当初は季刊であったその雑誌はやがて月刊誌となり、『少年キャプテン』(1985~1997)にバトンタッチするようにして使命を全うした。
しかし、マンガマニアの間で伝説となっていた「リュウ」は、今2006年、「COMICリュウ」となって甦る!!
徳間書店より、発売は9/19予定。
創刊号の内容予定はは
- 宮部みゆき×中平正彦 『ドリームバスター』
- 京極夏彦×樋口彰彦 『ルー = ガルー』
- 神崎将臣 『XENON』
- 安永航一郎
- 五十嵐浩一
- ふくやまけいこ
- 小石川ふに
- ひらりん
- 士郎正宗
- 松本規之
- 安彦良和
- 大塚英志×騎崎サブゼロ
- 吾妻ひでお 『不条理日記2006』
- 梶尾真治×鶴田謙二 『おもいでエマノン』
- 遠藤浩輝 『Sink⇔Float』
- 石黒正数
- 吾妻ひでお 『失踪入門』 (インタビュアー中塚圭骸)
・・・・とのこと。
ちなみに、この雑誌の起源となる「リュウ」の最後については、
漫画ブリッコの世界 リュウ(リニューアル後)を参照してみてください。

