宮沢章夫著:東京大学「80年代地下文化論」講義
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伝説の「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」から現在は「遊園地再生事業団」主宰、作家・エッセイストとしても活躍中の宮沢章夫氏が、2005年に東京大学教養学部で行った講義を単行本化した
東京大学「80年代地下文化論」講義が発売になりました。
講義の内容は下記の通りですが、特に第10回・11回は「漫画ブリッコ」とも非常に密接につながった内容で、ここ「漫画ブリッコの世界」のURLも取り上げていただいています。
第1回 「かっこいい」とはなにか
第2回 ニューウェーブの時代とピテカントロプス・エレクトス
第3回 西武セゾン文化の栄光と凋落
第4回 YMOの「毒」、クリエイティヴというイデオロギー
第5回 森ビルの文化戦略と、いとうせいこうの「戦術」
第6回 「アングラ」はなぜ死語になったか
第7回 いろいろな質問に答える
第8回 由利徹、モンティ・パイソン、ラジカル・ガジベリビンバ・システム
第9回 それを好きと言ったら、変に思われるんじゃないか宮崎勤事件と「おたく」
第10回 ゼビウスと大友克洋と岡崎京子、それと「居場所がない」こと
第11回 「おたく」の研究、岡崎京子の視線、ピテカンの意味
第12回 東京の繁華街の変遷
第13回 とりあえずのまとめ80年代と現在との接続
1980年代文化、おたく、サブカルといった事象に縦横無尽に切り込んだ内容で、当時のカルチャーシーンに少しでも興味がある方は必読です。
ちなみに、発行は白夜書房。
できすぎというか、何か因縁めいたものを感じずにはいられません。