大塚英志氏、日本のコンテンツ産業振興政策について語る
現在政府が推進している「コンテンツ産業振興政策」について、批判的な立場から記者との一問一答を行っています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/13/news050.html
この(コンテンツ政策の)ブームがばかばかしいのは、漫画やアニメの後ろに何か日本的な文化があって、それが海外へ届いているという論議にすり替えようとしていること。漫画やアニメは1920年代に成立した近代的なメディアであるがゆえに、近代化が進めばどこの国でも普遍的になっていく。日本の漫画やアニメーションは、昭和の初頭にディズニーが入ってきた段階でできあがった形式だ。それが戦争中の国策によって特異な変化を遂げた結果、戦後のアニメーションや漫画がある。ハリウッドの日本型亜種に過ぎない
といった氏らしい論を展開しています。