「Comic 新現実」の後継雑誌・・・その名は「Comic リュウ」!
「Comic 新現実」の最終号で大塚英志さんが宣言していた「後継雑誌」ですが、どうやらこれで間違いなさそうです。※9/19追記:これはガセでした!ごめんなさい。詳細はhttp://www.burikko.net/2006/09/「コミックリュウ」=大塚編集説はガセでしたぁ!を参照。
1979年、徳間書店より一冊の漫画雑誌が「アニメージュ」増刊として刊行された。
〈SFコミックス〉と謳ったその表紙は、石森章太郎(当時)の新作『幻魔大戦』で飾られ一挙100頁が掲載された(ちなみに小社「SFアドベンチャー」もこの年にスタートし、『真幻魔大戦』が始まっている。つまり『週刊少年マガジン』『SFマガジン』の両誌上で平井和正と石森章太郎によって共作されてきた未完の物語を、以降はそれぞれが独立して描いていこうということになったのだ)。
その雑誌こそが「リュウ」である。
誌名の由来は、やはり石森章太郎の代表作である《リュウ三部作――『リュウの道』(1969)「原始少年リュウ」(1971)「番長惑星」(1975)》にあるそうだ。
編集を担当したのは、倒産前の虫プロでそれこそ伝説中の伝説雑誌「COM」そして「虫プロコミックス」や石森章太郎『ジュン』に関わった校條満。スタッフには若き日の大塚英志がいた。そこからは、人気アニメーターだった安彦良和が『アリオン』で漫画家としてデビューしたほか、主な執筆陣として、吾妻ひでお・聖悠紀・山田ミネコ・道原かつみ・石川賢・ふくやまけいこ等がいた。
マンガとアニメをつなぐ形式のマニア誌としては先駆けであり、当初は季刊であったその雑誌はやがて月刊誌となり、『少年キャプテン』(1985~1997)にバトンタッチするようにして使命を全うした。
しかし、マンガマニアの間で伝説となっていた「リュウ」は、今2006年、「COMICリュウ」となって甦る!!
徳間書店より、発売は9/19予定。
創刊号の内容予定はは
- 宮部みゆき×中平正彦 『ドリームバスター』
- 京極夏彦×樋口彰彦 『ルー = ガルー』
- 神崎将臣 『XENON』
- 安永航一郎
- 五十嵐浩一
- ふくやまけいこ
- 小石川ふに
- ひらりん
- 士郎正宗
- 松本規之
- 安彦良和
- 大塚英志×騎崎サブゼロ
- 吾妻ひでお 『不条理日記2006』
- 梶尾真治×鶴田謙二 『おもいでエマノン』
- 遠藤浩輝 『Sink⇔Float』
- 石黒正数
- 吾妻ひでお 『失踪入門』 (インタビュアー中塚圭骸)
・・・・とのこと。
ちなみに、この雑誌の起源となる「リュウ」の最後については、
漫画ブリッコの世界 リュウ(リニューアル後)を参照してみてください。